パラベン
どんな成分ですか?

パラベン

食品、医薬品、化粧品などで使用される防腐剤です。微生物汚染を防ぎ、製品の安全性と品質を守るために使用されています。

由来について

赤い果実、ニンジン、ローヤルゼリーに自然に含まれていますが、化粧品には合成されたものが使用されています。

現在分かっていることは?

パラベンは、内分泌かく乱物質であると疑われていますが、その活性は、パラベンの分子構造の長さとともに増加します。より長い構造を有するパラベン(例:ブチルパラベンやプロピルパラベン)はより強い活性を有していますが、短い構造を有するパラベン(エチルパラベンとメチルパラベン)は非常に低い活性を有し、より安全であると考えられます。欧州では、化粧品へのパラベン類の使用に制限を設けて、その限りにおいては安全性を保証できるとしています。
さらにはがんを誘発する疑いがありますが、すべてのパラベンにおいて、化粧品の法規制内の使用によるがんの増加は報告されていません。

資生堂の方針は?

パラベン - 資生堂の方針は?

私たちは、資生堂独自の安全基準に準じ、多くの製品において、規制機関が設定した濃度よりも低い濃度の範囲でエチルパラベンとメチルパラベンを使用しています。
また、私たちはブチルパラベンとプロピルパラベンを含まない製品の開発・改良を進めています。