パーム油
どんな成分ですか?

パーム油

無臭、無色の食用植物油です。グリセリンや脂肪酸等、様々な用途で化粧品にも使用されています。(グリセリンは保湿効果をもつエモリエント剤です。)

由来について

アブラヤシの木から得られる2種類の油が原料です。一つはパームの果肉から得られるパーム油、もう一つは、種子から得られるパーム核油です。

現在分かっていることは?

無計画なパーム油の生産は、生物多様性の宝庫であるインドネシアとマレーシアの森林破壊を引き起こし、また、炭素が豊富な泥炭地を野焼きすることで、温室効果ガスが大気中に放出され、気候変動の一因となっています。一部のパーム油プランテーションでは、労働者の権利の侵害や、児童労働の可能性も指摘されています。
持続可能なパーム油の生産のため、2004年に設立されたRSPO(Roundtable of Sustainable Palm Oil、持続可能なパーム油のための円卓会議)では、環境および社会の原則に基づいて持続可能なパーム油の普及を推進しています。RSPO認証されたパーム油は、野焼きされた土地では育っていない、持続可能な生産が行われていること、小規模農家の労働条件も公正であることが保証されます。

資生堂の方針は?

パーム油 - 資生堂の方針は?

私たちは、2010年にRSPOに加入して以来、認証された持続可能なパーム油の生産を支持してきました。使用する全パーム由来原料について目標を宣言し、持続可能な調達に努めています。