ナノ粒子
どんな成分ですか?

ナノ粒子

酸化亜鉛、二酸化チタン

1~100ナノメートルの大きさの粒子で、肉眼や一般的な顕微鏡では見えないくらい非常に小さなものです。
化粧品で使用されるナノ粒子としては日焼け止め製品に使用されている酸化亜鉛や二酸化チタンが知られていますが、可視光をあまり反射しないため、肌に塗布しても白くならない特徴があります。

由来について

自然界にそのまま存在するものと、化学的に合成されるものがあります。

現在分かっていることは?

ナノ粒子が肌に浸透し、最終的に内臓または血流に入る可能性があること、またそれらが有毒になる可能性があることが一般的に懸念されていますが、欧州では、ナノ粒子が健康な肌には浸透しないことを明らかにしたことから、安全であると考えられています。しかしながら、粉末又はエアゾール製品から吸入された粒子の安全性はまだ検証されていません。
ナノ粒子は世界中で使用許可されており、欧州など一部の国では、物質名の後に括弧内に「ナノ」という単語を付けて成分リストにラベルを付ける必要があります。

資生堂の方針は?

ナノ粒子 - 資生堂の方針は?

私たちは、その高い機能性からナノサイズの二酸化チタンや酸化亜鉛を日焼け止め製品に使用しています。これらの成分は私たちも肌に浸透しないと評価し、安全と考えています。また、一般的に乳液や化粧水など水分を含む製品に配合されているため、ナノ粒子を吸入するリスクは低くなります。私たちは、さらに、万が一吸入される可能性のある量についても、人体への健康リスクはないことを確認しています。