マイクロプラスチックビーズ
どんな成分ですか?

マイクロプラスチックビーズ

一般的に、水に溶けない5mm以下のプラスチック粒子をマイクロプラスチックといいます。このうち洗浄や角質除去のために洗い流すタイプの製品に使用されるものをマイクロプラスチックビーズと呼びます。

由来について

異なる大きさや形で生成された合成プラスチック粒子です。

現在分かっていることは?

マイクロプラスチックビーズは材質や形状などにより、水生生物や食物連鎖による人体への影響が懸念されるため、現在世界各国でその研究が進められています。現時点ではマイクロプラスチックビーズは回収することが困難であるため、環境中に存在し続けることが分かっています。
2015年12月、米国では化粧品中のマイクロプラスチックビーズを禁止する規制が施行され、それを受け多くの国で洗い流すタイプの化粧品へのマイクロプラスチックビーズの配合が禁止されました。
ただし、化粧品に含まれるマイクロプラスチックビーズ量は、海洋環境中のプラスチック汚染総量の2%未満であり、長期的な環境負荷は現在調査中です。

資生堂の方針は?

私たちは、2018年以来、洗い流すタイプの製品へマイクロプラスチックビーズは使用していません。さらに私たちは、マイクロプラスチックの研究や規制の進捗を注視し、迅速な対応が行えるように準備を進めています。